【考察】19年春イベE5で胸熱砲が輝いた理由
ビッグセブンによる旗艦の取り合いが起こってそう
夏イベが近づいてきたので、前回のイベントの復習も兼ねて、今回は長門改二及び陸奥改二のビッグセブン特殊攻撃に関する話題を。
前回の春イベのE5では長門改二と陸奥改二を起用したビッグセブン特殊攻撃(以後胸熱砲と記載)を採用して攻略する人が多かった。実際に自分も使用していたが、これには明確な採用基準があったからと考えている。
今回はその理由を書くと共に来たる夏イベでの活用の参考になればと思う。
まず胸熱砲について簡単な説明を。
胸熱砲とは
正式名称は長門改二が『一斉射かッ…胸が熱いな!』、陸奥改二が『長門、いい? いくわよ! 主砲一斉射ッ!』
胸熱砲は長門改二または陸奥改二が旗艦かつ上から二番目の随伴艦も戦艦の時、梯形陣(連合艦隊の場合は第二警戒航行序列)を選択すると砲撃戦にて一定確率で発動する。
攻撃内容はいわゆる三連続攻撃で、通常の砲撃戦よりも2回分多く攻撃できることになる。ただし一度の出撃で発動するのは1回のみ。
ネルソンタッチとの違いは「対象となるのは旗艦と二番艦のみ」「発動条件を満たすのは戦艦限定」「装備や艦によって倍率が変化」の3点。
この中で一番重要なのは3つ目の「装備や艦によって倍率が変化」すること。
ネルソンタッチは一律2.0倍(T字不利の時は2.5倍)の倍率となっており、これは戦艦でも駆逐艦でも、装備が何であろうと変わらない。
これに対して胸熱砲は旗艦は1.4倍、二番艦は1.2倍と低いものの、徹甲弾と水上電探を搭載することで倍率が上がる。加えて二番艦が陸奥改二、陸奥改、ネルソンの場合はさらに倍率が上がる。
この補正がかなり大きく、最大倍率はネルソンタッチを超える2.60倍にまで上昇する。
一番火力補正が上がる組み合わせは旗艦・二番艦が長門改二・陸奥改二で、かつ徹甲弾と水上電探を装備している状態である。
上記のように主砲主砲徹甲弾電探の組み合わせにすることで最大倍率の胸熱砲が可能となる。
ちなみに主砲副砲徹甲弾電探で運用していた人もいるが、これは徹甲弾補正が関わってくるため今回は考慮しない。(徹甲弾補正も考慮すると最大倍率は2.99倍になる)
胸熱砲についての詳しい倍率は下記wikiも参照。大事なのは徹甲弾を載せると1.35倍、水上電探を載せると1.15倍の補正がかかること。二番艦が陸奥改二(長門改二)だとさらに1.2倍(2番艦には1.4倍)の補正が乗ること。
ただし、この装備構成は当然のことながら弾着観測射撃ができないため、胸熱砲を使用しない砲撃戦では火力の期待値が下がってしまう。
弾着観測射撃を行いつつ胸熱砲のダメージを上げる場合は電探を水偵に変えればいいが、水上電探の補正が載らないため倍率がやや下がり、最大でも2.26倍となる。
火力が下がると装備の柔軟性に優れたネルソンも選択肢に入るが、E5では恐らく長門陸奥を使った人が多かったと思う。
その理由は次の2つ(+おまけで1つ)になる。
1.電探によるルート制御があり、低速弾きもなく低速戦艦を複数起用できる海域であったこと。
2.最大倍率である2.60倍の胸熱砲ですらパワー不足になりかねないボス編成。
3.敵の連合艦隊第二艦隊に潜水艦。
3つ目はネルソンタッチを使用することでもメリットがあるためおまけで。
1つ目は電探によるルート固定があり、水上電探を採用する必要があったこと。(水上連合ではT⇒Xと進むために水上電探が一定数必要だった)
これにより胸熱砲の火力UP+ルート固定という無理のない形で長門改二と陸奥改二に水上電探を載せることができた。
また、それ以外のルート固定に関しても低速艦使用可能(高速化も必要なし)、大型艦も複数使用可能であったため、複数の低速戦艦を起用することができた。
2つ目はボス編成。上は甲の最終編成の第一艦隊。
難易度が上がるほど敵の耐久装甲が高くなり、また、ボス前のダブルエリレの関係で第二艦隊が万全の状態で夜戦に突入することが難しかったため、昼の砲撃戦の戦果が重要となっていた。(終盤は友軍艦隊も来たのでやや重要度は下がったが)
滅多にないことだが、胸熱砲が全て旗艦に刺さるとそのまま倒すことができ、そうならなくとも2.60倍の補正のかかった三連撃は随伴の数を減らすのに必要不可欠な火力となった。
ちなみにネルソンタッチの2.0倍でも随伴艦にアイオワを採用することでアイオワ自身の特効倍率もかかり2.76倍の補正となる。ただしアイオワの分のみなので2.76倍の攻撃は1発だけ。(長門改二陸奥改二採用の胸熱砲は三発とも2.60倍)
3つ目は敵の第二艦隊の編成。上はE5の第一ゲージの編成。
E5は第一ゲージ第二ゲージ共に第二艦隊の6番目に潜水艦が紛れているため、対策しないと潜水艦に攻撃を吸われてしまう。
ただし対潜装備はできる限り少なくしたいので、陣形を対潜補正が比較的マシな第二警戒航行序列を選択することでビッグセブン特殊攻撃と同時に潜水艦対策を行える。
これを利用して自分はネルソンタッチを使って第一ゲージにてサラトガ掘りを行っていた。
まとめ
電探固定、低速艦OKと前回は「E5でビッグセブンを使ってね」と言わんばかりの好条件が揃っていたが、夏イベントではここまで条件が揃うとは限らない。
特にルート固定において高速統一が必要となった場合は高速化に装備を割く関係上、低速戦艦自体が起用しにくく、装備に依存する胸熱砲はさらに使いにくくなってしまう。逆に装備の自由度が高いネルソンタッチは高速化してでも使う価値がある場合も。
最大火力の胸熱砲、汎用性のネルソンタッチと使い分けが必要となりそう。
ちなみに今回はコロラドの特殊攻撃に関しては言及していない。まだ正式名称も決まっていないし
戦艦3隻を採用する必要があり、倍率も装備依存とネルソンタッチと胸熱砲を足したような仕様。また、火力補正が低めに設定されている。
今後上方修正や仕様追加があるかもしれないので現時点では保留で。