夜戦の連撃について
今回は「夜戦の連撃」について書いていこうと思う。
通常海域ではEOの一部海域以外では殆ど意識する必要のないことだが、イベントでは逆に夜戦の重要度が高いため、どういった装備構成だと連撃なのかカットインなのかが非常に重要になってくる。
最近は魚雷カットインによる大ダメージに期待する場面が増えてきているものの、自分は夜戦は連撃がまず大切だと考えているので、今回このテーマとした。
連撃となる条件
簡潔に言うと、「連撃条件を満たしていて、かつカットイン条件を満たしていない場合」に連撃が発生。夜戦での判定の優先度がカットイン > 連撃なので、カットイン条件を満たしていると、連撃が出ない。
夜戦連撃の条件は
「主砲または副砲を最低2つ積んでいること」
主砲2つでも副砲2つでも主砲1副砲1でも問題ない。
カットインとなる条件
A.主砲*2+{主砲or副砲or魚雷}
B.魚雷*2
C.主砲+魚雷
上の3つの中でどれか1つでも当てはまるとカットインとなる。主砲2つ積んで連撃条件を満たしていても、主砲2+魚雷1になるとカットインが優先されてしまう。
水上電探+見張員のカットインなどの電探が絡むカットインもあるが今回は省略する。*1
連撃で高火力を出すためには
ここからが本題。
連撃装備を維持したまま、いかにして夜戦火力を上げていくか、そのための装備構成例を挙げていく。
主砲2+電探
4スロットでのオーソドックスな載せ方として主砲主砲水偵電探がある。
火力の上がる電探が増えてきたことに加え、一部主砲は水上電探*2とのシナジーがあるため、それによる火力補強が可能。水上電探のシナジーは小口径主砲を中心に以下のようなものがある。(2019年12月時点参照)
主砲+水上電探シナジー | 加算値 | ||
---|---|---|---|
対象砲 | 対象艦 | 火力 | 雷装 |
35.6㎝三連装砲(ダズル迷彩仕様) | 金剛改二・榛名改二 | +2 | +0 |
20.3㎝連装砲(2号砲) | 古鷹・加古・青葉・衣笠 | +3 | +2 |
12.7㎝連装砲D型改二 | 夕雲型改二 | +3 | +4 |
他夕雲型 | +2 | +3 | |
島風改 | +1 | +3 | |
12.7㎝連装砲C型改二 | 白露型・朝潮型 | +1 | +3 |
陽炎型 | +2 | +3 | |
12.7㎝連装砲A型改二 | 特型全艦 | +3 | +1 |
12.7㎝連装砲A型改三(戦時改修)+高射装置 | 特型全艦 | +3 | +1 |
12.7㎝連装砲B型改四(戦時改修)+高射装置 | 綾波型・暁型・初春型 | +1 | +2 |
白露型 | +1 | +3 | |
12.7㎝単装高角砲(後期型)☆+7以上 | 由良改二・鬼怒改二 | +3 | +0 |
神風型・睦月型 | +2 | +0 | |
海防艦 | +1 | +0 | |
12㎝単装砲改二 | 神風型・睦月型 | +2 | +1 |
占守型・択捉型 | +2 | +0 |
※対空電探とのシナジーは主に対空が上がるだけなので記載していない。回避上昇などもあるが、あくまで夜戦火力に関わる火力と雷装の上昇のみ記載。
駆逐艦の主砲+水上電探の載せ方のコツは、異なる「主砲+水上電探シナジー」を作ると、シナジーが重複すること。*3
上の暁改二の場合、A型改二を二本積んでも水上電探シナジーは火力+3雷装+1だが、A型改二とA型改三を一本ずつ積むとそれぞれの水上電探シナジーが加算されるため、火力+6雷装+2される。
主砲2+電探の構成は4スロットの場合に昼連撃も当然可能だが、夜戦火力に特化させる場合は次のような構成もある。
主砲1+副砲3
重巡の夜戦連撃するならこの構成が一番強い。火力と命中が高く、弾着できないとはいえ昼砲撃火力もそれなりにある。
副砲3+魚雷1
夜戦火力だけを考えるとこの構成が一番強いのだが、重巡特有の「20.3cm主砲積載による命中率上昇」の恩恵*4を受けられない。かといって1つでも副砲を主砲に変えてしまうと「主魚カットイン」になってしまう。
{主砲+副砲}2+甲標的
甲標的は特殊潜航艇であり魚雷枠ではないため、夜戦連撃を邪魔しない。
雷巡の鉄板編成だが、甲標的が載る水母や軽巡にも該当する。純粋に夜戦火力が+12(甲標的丙なら+14)上がるので非常に強力。
主砲2+徹甲弾(三式弾改)
戦艦の火力を底上げする徹甲弾も連撃条件を邪魔しないため有効。三式弾なら重巡も該当し、上位装備の三式弾改は火力も上がるので、対地だけでなく連撃火力の底上げにも有効。
主砲2+熟練艦載機整備員
航巡に夜戦させる際の一つの鉄板とも言える装備構成。昼の連撃を崩すことなく単純に火力+10されるのは大きい。ただし射程が長になるので昼戦では注意が必要。
色々と装備構成があるものの、結局は「昼連撃との両立を兼ねるか否か」が焦点になる。
特に連合艦隊の第二艦隊は昼連撃をさせるかどうか悩むことが多いので、少しでも夜戦火力を上げるなら副砲3つを積んだ構成が有力になる。
同じ艦でも昼連撃を考慮するしないで夜戦連撃火力は15程度変わってくる。
特に重巡は副砲を上手く載せることによって夜戦火力を大きく伸ばせるので、15.5㎝三連装副砲やOTO 152mm三連装速射砲の改修を進めると夜戦用構成の幅が広がる。