【装備考察】二式12cm迫撃砲改 集中配備の可能性
最近実装された対潜と対地を兼ねる装備「二式12cm迫撃砲改」と「二式12cm迫撃砲改 集中配備」について、今回は特に上位装備の「二式12cm迫撃砲改 集中配備」(長いので以降は迫撃砲集中配備と省略)に関して考えていきます。
性能と入手手段
対潜+7 回避+1 装甲-1
2019年10月時点では二式12cm迫撃砲改を改修更新することでのみ入手できる。
ただ、改修更新するためには同装備を3つ必要となるので注意。*1
長所
対潜と対地、両方の対策が取れる。
対潜値+7に加えて対地効果として×1.2+60の補正が入る。*2
短所
装備カテゴリーはあくまで爆雷なのでソナーではないため、この装備だけでは先制対潜はできない。また、対潜値も高くはないため、ソナーがないとこれ単品ではフラグシップ級の対処は難しい。
また、対地効果についてはWGや対地噴進砲には及ばないので、器用貧乏になりがち。
※参考(注:2019年10月時点のデータです)
対ソフトスキンに対する補正は
迫撃砲集中配備:一積みで×1.2+60 二積みで×1.56+110
WG :一積みで×1.3+75 二積みで×1.82+110
対地噴進砲 :一積みで×1.25+55 二積みで×1.875+115
上のように対地補正だけでは本職の装備には敵わないため、この装備を活かすことを考えると、対潜と対地の両方を対策できるような構成にしたい。そう考えた際に個人的な理想系の一つとしては
自動先制対潜を備えた艦娘に
迫撃砲集中配備+対地噴進砲(WG)+主砲*2
という下の画像のような装備構成が考えられる。*3
この装備構成だとそこそこの対潜能力を備えた先制対潜に対地連撃を備えているので非常に使いやすいのだが、4スロットと自動先制対潜を兼ね備えた艦娘が2019年10月時点ではいない。
そのため現状の妥協案として、夜戦対地連撃に拘らないで、対潜寄りの対地構成と対地寄りの対潜構成を考える。
A.迫撃砲集中配備+対地噴進砲(WG)+ソナー
これは対潜を重視した構成。対潜値が高い駆逐軽巡なら誰でも組むことができる。4-5にいる港湾棲姫(最終形態前)に対して夜戦で3桁ダメージが期待できる程度の対地火力はある。
B.迫撃砲集中配備+ {対地噴進砲(WG)・大発戦車・内火艇から2種}
こちらは自動先制対潜が可能な艦に対地装備を載せる形。ソナーを載せなくても先制対潜が可能なので、対地装備を追加で2つ載せている。1つ目の装備構成に比べて対地火力はさらに上昇しているが、対潜能力はかなり落ちる。
C.迫撃砲集中配備+ ソナー+{主砲(副砲)*2or対地噴進砲(WG)*2}
やはりこの装備を十二分に活かすためにより多くのスロットが欲しいところなので、4スロットの駆逐軽巡に載せて使うことを考えると下の画像のような装備構成に。
現状候補としては駆逐艦はタシュケント、軽巡は夕張、Gotland、Galibaldi、Abruzziの4隻。大淀は対潜値の関係で不可。ほかの5隻も相当の練度又は対潜改修が必要。
対潜に2スロット使って、余った2スロは夜戦連撃用の主砲(副砲)か対地噴進砲(WG)を2つ積む。
対地火力が控えめだが命中安定の夜戦連撃を取るか、命中不安だが高火力の一発を取るかの2択。
今後の展望
上記の3つの編成例は今考えられる中での実用性を重視しているが、どれも不足感があるため、正直いえば増設込みで疑似5スロットが欲しい。*4
一応大淀は増設副砲込みで疑似5スロットなのだが、肝心の対潜値が絶望的に低いため、2スロでは到底先制対潜はできない。むしろそのため大淀は完全対地特化にできるというのもある。
今後可能性としてありそうなのが阿賀野型改二が4スロットになった時。
現時点で増設に8cm高角砲を積めるため、疑似5スロが可能。4スロットとなった場合は主砲+WG+ソナー+迫撃砲集中配備+増設副砲という構成で、「対潜・対地にそれぞれ2スロット分使いつつ夜戦で連撃が可能」という完全体になることができる。阿賀野型は対潜値も高いため2スロでの先制対潜も十分可能のため、この形が一番現実的かと思っている。直近ならば矢矧改二に期待。
後はGotlandの改二も可能性としてはありそう。現状で4スロのため、自動先制対潜や増設副砲が来るとこちらも完全体となりうる。
対潜と対地はここ最近さらに重要性が増してきているため、今後も有効的に使えるように工夫していきたい。
それでは今回はこの辺で。